外壁塗装で横浜の住まいを20年先まで安心に!

0120-441-550

施工事例

  1. 施工事例
  2. 横浜市の防水工事はサラセーヌで!屋上施工のプロが解説

横浜市の防水工事はサラセーヌで!屋上施工のプロが解説

横浜市の防水工事はサラセーヌで!屋上施工のプロが解説

横浜市南区の屋上防水工事|サラセーヌ通気緩衝工法で長期的な安心を実現した事例

横浜市南区にて、近隣の方からのご指摘がきっかけでご依頼いただいた屋上およびバルコニーの防水工事が完了しました。

今回の事例では、建物の長期的な資産価値を維持するため、AGCポリマー建材の「サラセーヌ 通気緩衝工法」をご提案し、10年保証を付与した施工を実施しています。

この記事では、工事の具体的な内容と、横浜市で防水工事を成功させるための専門的な知識を、現場の視点から詳しく解説します。

建物概要と施工前の状態

今回の工事対象となったのは、横浜市南区に建つ築25年の鉄筋コンクリート造3階建ての建物です。お問い合わせのきっかけは、「屋上にいつも水が溜まっているようだ」という近隣にお住まいの方からのご指摘でした。

実際に現地調査に伺うと、屋上の広範囲に水たまりができており、排水を担うドレン周りには土や葉が詰まって機能不全に陥っていました。

長年の紫外線や風雨によって既存の防水層の表面を保護するトップコートが劣化し、防水層自体にも細かなひび割れが発生していたためです。

水はけが悪い状態が続いたことで、コケの発生や防水層の脆弱化が進み、いつ雨漏りが発生してもおかしくない危険な状態でした。

95.8m²の屋上全体には、トップコートの剥がれや変色が見られ、特に水が溜まりやすい箇所では防水層が部分的に浮き上がっていました。

このような状態を放置すると、建物の構造体であるコンクリート内部に水が浸透し、大規模な修繕が必要になる可能性があります。

また、バルコニーも同様に劣化が進行しており、雨漏りのリスクが非常に高いと判断しました。このため、建物全体の防水機能を根本から見直す工事が必要でした。

このように、普段目にすることが少ない屋上の状態は、ご自身で気づくのが難しい場合が少なくありません。定期的な専門家による診断が、建物の寿命を延ばすためには不可欠です。

長期的な安心を最優先。サラセーヌ通気緩衝工法を選んだ理由

今回の工事では、数ある防水工法の中からAGCポリマー建材の「サラセーヌ 通気緩衝工法」を採用しました。

この工法を選定した最大の理由は、既存の下地の状態に左右されにくく、長期にわたって高い防水性能を維持できる信頼性にあります。特に改修工事においては、最も確実な選択肢の一つと言えます。

その理由は、通気緩衝工法が持つ特有の構造にあります。

この工法は、下地と防水層の間に特殊な通気シートを挟み込むことで、下地コンクリート内部の湿気が水蒸気となって上昇した際に、防水層を直接押し上げる「ふくれ」の発生を防ぎます。

発生した水蒸気は、設置された「脱気筒」から安全に外部へ排出される仕組みです。

例えば、夏場に強い日差しを受けると、コンクリート内部の水分は水蒸気となり、逃げ場を求めて防水層を内側から押し上げます。

防水層を下地に直接貼り付ける「密着工法」の場合、この圧力に耐えきれずに風船のように膨れてしまうことがありますが、通気緩衝工法であれば、この根本的な問題を回避できます。

横浜市南区のように湿気が多い地域では、特に有効な工法です。

確かに、初期費用は密着工法に比べて少し高くなりますが、数年後の「ふくれ」による再工事のリスクを考えれば、結果的にコストを抑えることにつながります。

10年という長期保証を付与できるのも、この工法の信頼性の高さがあってこそです。

防水層の寿命を決める下地処理と通気緩衝工法の工程

防水工事の品質は、最終的な見た目ではなく、その下にある下地処理で9割が決まると言っても過言ではありません。

今回の現場でも、高圧洗浄から始まる一連の下地処理に最も時間をかけ、丁寧な作業を心がけました。どんなに優れた防水材を使用しても、下地が脆弱では本来の性能を発揮できないからです。

まず、高圧洗浄機を使って、長年蓄積された汚れやコケ、劣化した旧塗膜を徹底的に除去します。次に、ひび割れ箇所を専用の補修材で埋め、脆弱な部分を取り除いて平滑に整えます。

そして、機能していなかった古いドレンを撤去し、防水層との一体性を高める改修用ドレンを新たに設置しました。この一連の作業が、新しい防水層を強固に密着させるための土台となります。

下地が整った後、まずプライマーを塗布して接着性を高めます。

その後、この工事の核となる通気緩衝シートを敷設し、ウレタン防水材の主剤を2回に分けて塗り重ねて規定の膜厚を確保します。

最後に、紫外線から防水層を保護するトップコートを塗布して全工程が完了です。色は、汚れが目立ちにくく、熱を反射しやすい標準的なグレーをお選びいただきました。

防水工事はこのように、一つひとつの工程をメーカーの仕様通りに、手を抜かずに行うことが重要です。特に見えなくなってしまう部分の作業こそが、防水層の10年後、15年後の状態を左右します。

水たまりが解消された美しい仕上がりとお客様の声

全ての工程が完了し、屋上は見違えるように綺麗になりました。以前は雨が降るたびにできていた水たまりも完全に解消され、排水ドレンに向かってスムーズに水が流れていく状態になっています。

均一なグレーで仕上げられた防水層は、美観を向上させただけでなく、建物を風雨から守る強固な盾としての役割を果たします。

施工後、お客様にご確認いただいた際には、「指摘されるまで屋上の状態を全く気にしていなかった。こんなに綺麗になって、これで安心して暮らせます」とのお言葉をいただきました。

また、「工事中の丁寧な説明や、近隣への配慮も行き届いていて、安心してお任せできました」という評価も頂戴しました。

今回の工事では、高圧洗浄時の水しぶきが飛ばないよう養生を徹底し、作業前には近隣の方々へのご挨拶回りも行いました。お客様が工事期間中も安心して過ごせるよう配慮することも、私たちの重要な仕事の一部です。

工事が無事に完了し、お客様に心からご満足いただけることが、私たち現場スタッフにとって何よりの喜びです。これからは定期的な点検でお伺いし、この状態を長く維持できるようサポートさせていただきます。

横浜で防水工事を成功させるための専門知識

ここからは、横浜市南区をはじめとするこの地域で防水工事を検討されている方に向けて、より専門的で実用的な情報をお伝えします。適切な工事の選択は、建物の寿命を大きく左右する重要な投資です。

費用や工法、業者選びに関する正しい知識を身につけ、後悔のない選択をしてください。

横浜市南区の防水工事の費用相場と価格差の要因

防水工事の費用は、一般的に1平方メートルあたりの単価で計算されますが、その価格は工法や建物の状態によって大きく変動します。

横浜市南区周辺のウレタン防水工事であれば、簡易な密着工法で1m²あたり4,500円〜、今回採用した信頼性の高い通気緩衝工法では6,000円〜が目安となります。

この価格差が生まれる主な理由は、使用する材料と工程の数にあります。通気緩衝工法では、通気シートや脱気筒といった追加の部材が必要となり、それらを設置する手間もかかるため、密着工法よりも単価が上がります。

しかし、この差額は将来的なリスクを回避するための保険料と考えるべきです。

例えば、同じ95.8m²の屋上でも、下地の劣化が激しく、広範囲の補修や既存防水層の撤去が必要な場合は、総額が大きく変わってきます。

見積書を見る際は、単価だけでなく、「下地処理」や「廃材処分費」といった項目にどれだけの費用が計上されているかを確認することが重要です。

極端に安い見積もりは、この見えない部分で手抜きが行われる可能性を示唆している場合があります。

したがって、単純な単価比較だけでなく、どのような工程が含まれているのか、なぜその工法が必要なのかを明確に説明できる業者を選ぶことが、適正価格で質の高い工事を行うための鍵となります。

サラセーヌのメリットと知っておくべきデメリット・注意点

サラセーヌに代表されるウレタン塗膜防水は、多くのメリットを持つ非常に優れた工法です。

最大の長所は、液状の材料を塗って仕上げるため、どんなに複雑な形状の場所でも継ぎ目のない一体的な防水層を作れる点にあります。これにより、シート防水などで弱点となりがちな継ぎ目からの浸水を防ぐことができます。

一方で、デメリットも理解しておく必要があります。ウレタン防水の品質は、施工する職人の技術力に大きく左右されるという点です。

規定の厚みが確保されていなかったり、塗り重ねの乾燥時間が不十分だったりすると、早期の劣化につながります。言ってしまえば、工業製品であるシート防水と違い、現場で完成させる「手作り」の要素が強いのです。

また、紫外線に弱いという性質を持つため、防水層本体を保護するために5〜8年周期でトップコートの再塗装が推奨されます。

このメンテナンスを怠ると、防水層自体の劣化が早まり、期待される耐用年数を維持できなくなる可能性があります。これはデメリットというより、性能を維持するための重要な注意点と言えます。

これらの理由から、サラセーヌを選ぶ際は、メーカーの定める基準を遵守できる知識と技術を持った、信頼できる施工業者に依頼することが絶対条件となります。

他の工法(シート・FRP)との比較

防水工事にはウレタン防水の他にも、主にシート防水とFRP防水という選択肢があります。

それぞれの工法に長所と短所があり、建物の種類や用途によって最適なものは異なります。ウレタン防水は、その汎用性の高さから多くの改修工事で選ばれています。

シート防水は、塩ビやゴム製のシートを貼り付ける工法です。工場生産のため品質が均一で、広く平らな屋上などに向いています。

しかし、シート同士の継ぎ目の処理が難しく、配管周りなどの複雑な形状への施工が困難という弱点があります。また、下地の影響を受けやすいため、改修工事では選択しにくい場合があります。

一方、FRP防水は繊維強化プラスチックを用いた工法で、非常に硬く、耐久性や耐摩耗性に優れています。

硬化が速いため工期を短縮できるメリットもありますが、硬いがゆえに伸縮性が低く、建物の動きに追従できずひび割れやすいという欠点があります。

このため、木造のバルコニーや歩行頻度の高い場所など、比較的小規模で強度が求められる箇所に適しています。

これらと比較すると、ウレタン防水は複雑な形状にも対応でき、適度な伸縮性で建物の動きにも追従できるため、多くの改修工事において最もバランスの取れた工法と言えます。

特にサラセーヌの通気緩衝工法は、様々な下地の問題を解決できる優れた選択肢です。

信頼できる業者選びの基準:保証・実績・提案力の見極め方

質の高い防水工事を実現するためには、信頼できる業者を選ぶことが最も重要です。

業者を見極める際には、「保証」「実績」「提案力」の3つのポイントを確認することをお勧めします。これらは、その業者が誠実で、高い技術力を持っているかどうかの指標となります。

まず、保証については、単に年数が長いだけでなく、保証内容が書面で明確に示されているかを確認してください。

どのような場合に保証が適用され、逆にどのような場合は対象外(免責事項)となるのか、詳しく説明を求めましょう。

AGCが認定する「サラセーヌ工業会」の会員業者であれば、メーカーと施工店の連名保証を発行できる場合もあり、信頼性が高いと言えます。

次に、実績です。特に、サラセーヌのような専門性の高い材料での施工実績が豊富にあるかを確認しましょう。可能であれば、横浜市南区など、ご自身の地域での過去の施工事例を見せてもらうのが良いでしょう。

地域特性を理解した業者であれば、より的確な施工が期待できます。

最後に、提案力です。現地調査の結果に基づき、「なぜこの工法が必要なのか」「他の工法ではどのようなリスクがあるのか」を、専門用語を避け、分かりやすく説明してくれる業者は信頼できます。

ただ安いだけの提案ではなく、建物の将来を見据えた最適なプランを提示してくれるかどうかを見極めてください。

外壁や屋根の劣化が気になる方は、横浜市南区エリアの無料現地調査・お見積りをご利用ください。

塗料選定や費用感について、写真と診断結果を踏まえてご説明します。

Before After 画像

Before

After

ギャラリー


PAGE TOP