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外壁のメンテナンスコラム

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外壁塗装が下手な業者の特徴とは?プロが教える見分け方と回避術

失敗しない!外壁塗装優良業者の見分け方

こんにちは。ステップペイントの現場担当 土橋 昭です。

外壁塗装を検討されている方の中には、「高い費用を払って、もし下手な業者にあたってしまったらどうしよう…」と深い不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

一生に数回しかない大きな買い物だからこそ、失敗したくないという思いは痛いほどよく分かります。

実は、外壁塗装の失敗やトラブルに関するご相談は、私のもとにも数多く寄せられます。塗装工事は、工場で作られる製品とは異なり、職人の腕や知識、そして現場での判断が仕上がり(品質)に直結します。

そのため、残念ながら「下手」と言わざるを得ない施工が存在するのも、この業界の偽らざる事実です。

この記事では、外壁塗装の現場で長年経験を積んできた私の視点から、外壁塗装が下手と感じる施工にはどのような技術的な原因があるのか、そして、そのような事態を未然に防ぐためにはどうすればよいのかを、実際の現場の声として徹底的に解説します。

単なる精神論ではなく、論理的な見分け方と対策を知ることで、後悔のない納得のいく塗装工事を実現しましょう。

記事のポイント

  • 外壁塗装における「下手」な施工の具体的な兆候と見分け方
  • 施工不良が発生する原因と、それを防ぐための正しい工程
  • 万が一トラブルが起きた際の、契約不適合責任などの法的知識
  • 信頼できる優良業者を見極めるための、見積もりや契約時のチェックポイント
目次

外壁塗装が下手な場合の仕上がり具合の特徴

「なんかイメージと違う…」「これって手抜きじゃない?」と直感的に感じる違和感には、実は技術的な裏付けがあることがほとんどです。

ここでは、プロの目から見て「これは施工不良(下手)」と判断される具体的な現象について、そのメカニズムを含めて解説します。

下手な塗装によくある特徴とは

外壁塗装の失敗例。塗膜の剥がれ・膨れ、塗料の液垂れ、色ムラが発生している実際の壁面写真
画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。

一言で「下手」といっても、その症状は様々です。最も分かりやすいのは、塗膜の「剥がれ」や「膨れ」でしょう。

塗装してからまた数年、早ければ1年以内に塗装がポロポロと剥がれてきたり、水ぶくれのように膨らんでしまったりする現象です。

これは、塗装前の「下地処理(ケレン作業)」が不十分だった場合や、高圧洗浄後に十分乾かしきれないまま塗装してしまった場合などに起こりやすい代表例です。

ほかにも、下地側の含水(雨水の回り込み・内部結露など)や下地と塗料の相性、塗り重ね間隔の不足など、複数の要因が重なって「剥がれ」「膨れ」につながることがあります。

水分が残った状態で塗装すると、気温上昇で内部の水分が水蒸気になり、逃げ場を失って塗膜を内側から押し上げて「膨れ」を起こすケースがあります。

また、塗料の「液垂れ」も、職人の技術不足を示す典型的なサインです。

塗料を塗る際、一度に厚く塗りすぎたり、薄める割合(希釈率)を間違えてシャバシャバにしてしまったりすると、重力に負けて塗料が涙のように垂れ下がってきます。

これは美観を損ねるだけでなく、膜厚が均一でないため、耐久性が低い部分(薄い部分)から早期に劣化が進んでしまうリスクがあります。

ここがポイント
剥がれや膨れ、液垂れは単なる見た目の問題ではなく、外壁を守る塗膜の保護性能(雨水を弾く力・耐候性など)や耐久性が落ちている「施工不良」のサインです。

塗り残しやムラをチェックする方法

コーキング施工の比較図。表面が滑らかで均一な良い例と、ガタガタで隙間がある悪い例のイラスト

意外に多いのが、見えにくい場所の「塗り残し」です。

室外機や給湯器の裏側、雨樋の裏、窓枠のチリ際(壁との境目)などは、ローラーが入りにくく、刷毛(ハケ)やミニローラー、隅・入り角用の道具などを使い分ける必要があります。手間がかかるため、手抜きをされやすいポイントです。

こうした場所は、下から覗き込んだり、手鏡やスマホのカメラを使って撮影したりすることで確認できます。特に、配管の裏側などは、業者が「見えないからバレないだろう」と高を括りがちな箇所です。

また、「色ムラ」や「艶ムラ」も要注意です。壁面の色が均一でなかったり、光の当たり方によって艶がまばらだったりするのは、塗料を均一に塗れていない証拠です。

特に、利益を出すために塗料を規定以上に水やシンナーで薄めて(過希釈して)使っている場合、塗料の「隠蔽力(トマリ)」が落ち、本来の色が出ず、下地の色が透けて見えてしまうこともあります。

コーキングの下手な仕上がりの見極め

サイディングなどの外壁材の継ぎ目を埋める「コーキング(シーリング)」は、職人の実力差が顕著に出る部分です。

上手な職人が打ったコーキングは、ヘラ仕上げが美しく、表面が滑らかで均一ですが、下手な施工だと表面がガタガタしていたり、厚みが足りずに痩せて凹んでいたりします。

また、コーキングを充填する前に塗るプライマー(接着剤)の塗り込みが不足していると、すぐにコーキングが外壁材から剥離して隙間が空いてしまいます。

これでは雨水の侵入を防ぐ役割を果たせません。「たかが隙間埋め」と思われがちですが、建物の防水性を左右する極めて重要な工程なのです。

注意点

コーキングの劣化や不具合は、雨水の回り込みを招き、雨漏りにつながる原因になることがあります。

シーリングは防水性を左右する重要工程で、塗装工事の一部として施工されることもあれば、内容によっては専門のシーリング業者が担当するケースもあります。

プライマーの塗布や充填量など基本を守れていない施工だと、トラブルになりやすい箇所です。

コーキングの正しい施工手順や「増し打ち」などの基礎知識を知っておくことは、業者の良し悪しを見抜く上でも役立ちます。

詳しくは『外壁のコーキングをDIYで!増し打ちのやり方とできない条件をプロが解説』の記事もあわせてご覧ください。

上手い下手を見分けるプロの視点

下塗り、中塗り、上塗りの各工程間に適切な乾燥時間を設けることで塗膜が形成される仕組みを示した図

私たちプロは、仕上がりの美しさだけでなく、「工程ごとの丁寧さ」で技術を見極めます。その最たるものが、塗装の「乾燥時間(インターバル)」をしっかり守っているかどうかです。

塗料というのは、塗ってすぐに乾くわけではありません。液体から固体へと変化する「造膜(ぞうまく)」という過程を経て、初めて本来の性能を発揮します。

下塗り、中塗り、上塗りと重ねていく際、それぞれの工程でしっかりと乾燥させ、塗膜を硬化させる必要があります。

工期を短縮するために、生乾きの状態で次の塗料を塗ってしまう業者は、どんなに見た目が綺麗でも「下手」以前の問題として「手抜き」と言えます。

気温や湿度に合わせて、適切な乾燥時間を確保しているかどうかが、プロの仕事の分かれ目です。メーカーの仕様書には、必ず気温ごとの乾燥時間が記載されています。

(参考:ファインパーフェクトトップSi(乾燥時間・希釈率)|日本ペイント株式会社

乾燥時間(インターバル)がなぜ重要なのか、その根拠や具体的な目安については、以下の記事『外壁塗装の下塗り・中塗り・上塗りの間隔は?乾燥時間の目安をプロが解説』でも深掘りしています。

塗料の種類塗り重ね乾燥時間(インターバル)の考え方
水性シリコン製品の仕様書に記載の時間を厳守(気温・湿度・下地の状態で前後します)
水性フッ素製品の仕様書に記載の時間を厳守(低温期は特に乾きにくいので要注意)
弱溶剤ウレタン製品の仕様書に記載の時間を厳守(同日施工の可否も仕様書で判断)

施工写真で確認する不具合のサイン~アルバムは嘘をつかない~

塗装中の中塗り(薄い色)と上塗り(濃い色)の境界線がはっきり見える写真と、使用済み塗料缶が並べられた写真
画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。

口頭での説明はいくらでも誤魔化せますが、現場の写真は嘘をつきません。良心的な業者は、工程ごとに証拠写真を撮影し、工事完了後に「工事完了報告書(アルバム)」として施主に提出します。

この写真の中にこそ、手抜き工事の決定的な証拠が隠されているのです。

1. 「中塗り」と「上塗り」の色変え写真

最も悪質な手抜きの一つが、3回塗りの工程を2回で終わらせる「中塗り(なかぬり)省き」です。同じ色で重ねると、本当に2回塗ったのか、1回だけなのか、写真だけでは判断が難しいこともあります。

そこで有効なのが、「中塗りと上塗りの色を少し変えて写真で残す」方法です。例えば、最終的な仕上がりが「濃いブラウン」なら、中塗りで少し明るい「ライトブラウン」を塗ります。

こうすれば、上塗りの写真を見た時に、下から違う色が見えなくなり、完全に覆い隠されていることで「確実に2回重ねた」ことが証明できるのです。

2. 写真の日付(タイムスタンプ)の矛盾

完了報告書の写真には、撮影日時が残っていることが多いです。

ただし、カメラ設定や提出形式(印刷・共有方法)によって日時情報が表示されないこともあります。ここで確認したいのは「乾燥時間(インターバル)が仕様どおり確保されているか」です。

例えば、下塗りの完了写真が「10:00」、中塗りの開始写真が「11:00」だった場合、製品の仕様書に記載された塗り重ね乾燥時間と照らし合わせて確認しましょう。

条件によっては1時間で進められる製品もゼロではありませんが、一般的には短すぎるケースが多く、要注意のサインになります。

特に冬場や日陰は乾きにくいため、同日に工程が進んでいる場合は、使用塗料の仕様書と現場条件(気温・湿度)をセットで確認するのが確実です。

報告書でチェックすべき「決定的瞬間」
  • 色変えの境界線
    中塗りの色が、上塗りの隙間からチラッと見えている写真は、色を変えて施工した動かぬ証拠です。
  • 使用した缶の空き写真
    工事完了時に、使用した全ての塗料缶(空き缶)を並べて撮影した写真があるか。契約した缶数と一致するか確認できます。

養生の乱れは技術不足の証拠~美しいラインこそ職人の腕~

雑に貼られたテープやシート(要注意)と、ピンと張られた美しい養生(信頼の証)を比較したイラスト
画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。

塗装工事の良し悪しは、塗る前の『養生』で8割決まる」これは私たち職人の間では常識とされている格言です。

養生とは、窓ガラスやアルミサッシ、植物、車などをビニールやテープで覆い、塗料の飛散を防ぐ作業のことですが、その真の目的は単なる汚れ防止ではありません。「塗装のライン(見切り)を美しく出すこと」にこそ、養生の本質があります。

下手な職人が行う養生には、明確な特徴があります。テープが浮いていたり、ヨレていたりするため、その隙間から塗料が毛細管現象で染み込み、養生を剥がした後のラインがガタガタになってしまうのです。

どれだけ高級な塗料を使っても、窓枠やタイルの境目の線が波打っていれば、建物全体が安っぽく見えてしまいます。

ここをチェック!養生の良し悪し

  • 窓枠の四隅(角)
    テープが角にきっちり合っているか。ここに隙間があると最も目立ちます。
  • ビニールの張り具合
    ピンと張られておらず、風でバタついている養生は、塗装面に触れて仕上がりを汚す原因になります。
  • 地面のシート
    歩くたびにめくれたり、つまずきそうになったりする雑なシート敷きは、安全意識と配慮の欠如を示しています。

逆に、優秀な職人の養生は、見ているだけで芸術的に美しいものです。テープのラインは定規で引いたように真っ直ぐで、ビニールもシワなくピシッと張られています。

現場を見に行った際、建物全体がプレゼント包装されたように整然としているか、それとも継ぎ接ぎだらけで乱雑に見えるか。それを見るだけで、その後の仕上がりのクオリティは容易に想像できてしまうのです。

外壁塗装が下手な業者を避ける重要ポイント

ここまでは「下手な施工」の実態を見てきましたが、一番重要なのは、そういった業者を選ばないことです。ここからは、契約前や工事中にチェックすべきポイントをお話しします。

契約前に確認すべき施工事例の細部~自信の有無は「写真の距離」に~

遠景ばかりの施工事例(要注意)と、窓枠や配管裏などのアップ写真がある施工事例(信頼の証)を比較したWebサイトのイメージ図
画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。

業者のホームページやチラシで施工事例を見る際、ビフォーアフターの「全体写真」だけで判断していませんか?実は、10メートル離れて見れば、多少の下手な塗装でも綺麗に見えてしまうものです。

職人の技術力と業者の誠実さを見抜く一番のポイントは、ズバリ「写真の距離」です。自分の仕事に誇りと自信を持っている業者は、必ずと言っていいほど「細部のアップ写真」を掲載しています。

逆に、遠景写真ばかりで詳細が分からない事例が多い場合、細部の粗(塗り残しやはみ出し)を隠している可能性を疑うべきです。

ここが拡大されていたら安心!チェックポイント

  • 雨樋や配管の裏側
    覗き込まないと見えない場所もしっかり塗られているか。
  • 窓枠のコーキング周辺
    直線が美しく出ているか、サッシにはみ出していないか。
  • 基礎と外壁の境目(水切り)
    地面に近い部分のラインがガタガタになっていないか。

商談の際にもし施工事例集を見せられたら、「もっと寄った写真はありませんか?」と聞いてみてください。自信のある業者なら、スマホに入っている細部の写真を喜んで見せてくれるはずです。

下手な業者を避ける見積もりの見方

「工事一式」とだけ書かれた不透明な見積書と、塗料名・メーカー・缶数・面積が詳細に記載された優良な見積書の比較画像

見積書にも、技術力や誠実さは表れます。最も注意すべきなのは、「塗装工事一式 〇〇万円」という大雑把な記載です。

適正な価格相場を知らずに契約してしまうと、こうした「一式」見積もりの落とし穴に気づけません。費用の目安については『外壁塗装と屋根塗装で180万は高い?相場と適正価格をプロが解説』の記事もぜひ参考にしてください。

(参考:リフォームの見積書の内容が不明なときの相談先|国民生活センター(消費者トラブルFAQ)

本来、見積書には「使用する塗料の商品名」「メーカー名」「塗布面積(㎡)」「缶数」などが明記されてしかるべきです。これらが曖昧だと、現場でグレードの低い安い塗料を使われたり、塗料を薄めて缶数を減らされたりしても分かりません。

また、「足場代無料」などの大幅な値引きを強調する業者も要注意です。適正な工事を行うためには、どうしても必要な原価(足場材の運搬・設置費、職人の人件費、材料費)があります。

そのため、「無料」とうたう場合は、見積もりの内訳がどこで調整されているのかを確認したほうが安心です。説明が曖昧なままだと、材料のグレードや塗布量、工期などにしわ寄せが出る可能性があります。

MEMO

塗料メーカーの仕様書には、1缶で塗れる面積(塗布量)が決まっています。

見積もりの塗装面積(㎡)に対して、必要な缶数が確保されているか計算してみるのも一つの自衛策です。基準塗布量はメーカーのサイトで誰でも確認できます。

施工中のチェックで失敗を防ぐ~手抜きを許さない現場監視術~

塗料缶の確認、交換日記の活用、現場への声かけを行っている施主と職人のイラストアイコン

工事が始まってからでも、施主ができる品質管理はたくさんあります。

むしろ、足場がかかって職人が出入りしている今こそが、手抜きを防ぐ最大のチャンスです。「素人が口出しして良いのか」と遠慮する必要はありません。以下のポイントを参考に、適度な緊張感を持って現場を見守りましょう。

1. 搬入された塗料の「缶」を確認する

工事初日や塗装工程の開始日に、現場に搬入された塗料の缶を見せてもらいましょう。見積書に記載されている「商品名」と一致しているか、そして「新品(未開封)」であるかを確認します。

悪質な場合、中身を安い塗料に入れ替えていたり、他の現場の余り物を持ってきたりすることがあります。空き缶の写真を撮っておくのも有効です。

2. 「交換日記」や「作業報告書」を活用する

日中不在がちな方におすすめなのが、職人との「交換日記」です。「今日の作業内容」と「明日の予定」を毎日書いてもらうことで、工程をごまかすことが難しくなります。

口頭だと「言った言わない」のトラブルになりがちですが、文字に残すことで証拠にもなり、職人の責任感も高まります。

3. 足場には上がらず「下から」チェックする

安全上、施主が足場に上がることを禁止している業者も多いですが、下からでもチェックは可能です。双眼鏡やスマホのズーム機能を使い、「塗り残しはないか」「養生は綺麗か」を確認してください。

そして、休憩時間などに「今、中塗りが終わったところですね。綺麗になって嬉しいです」と声をかけましょう。「この施主さんは工程を理解している」「詳しく見ているな」と思わせるだけで、強力な手抜き抑止力になります。

注意点

職人を疑うような態度はNGです。「関心を持って見守っている」というスタンスで接することが、良好な関係を保ちつつ良い仕事をしてもらうコツです。

万が一の施工不良への法的対処法

修理請求、代金減額、契約解除、損害賠償の4つの権利と、相談窓口(住まいるダイヤル)を図解したチャート

どれほど慎重に業者を選び、現場をチェックしていても、人間が作業を行う以上、ミスや施工不良のリスクを完全にゼロにすることはできません。

しかし、過度に恐れる必要はありません。万が一、引き渡し後に契約内容と異なる不具合(契約不適合)が見つかった場合、施主であるあなたを守るための強力な法律が、2020年4月の民法改正により整備されました。

かつて「瑕疵(かし)担保責任」と呼ばれていた制度は、「契約不適合責任」へと名称を変え、その内容もより施主(注文者)の権利を手厚く保護するものへと進化しました。

これは、「契約書や図面通りではない品質」に対して、業者が逃げも隠れもできない厳格な責任を負うというルールです。

1. 施主が行使できる「4つの権利」

施工不良(契約不適合)が発覚した場合、あなたには業者に対して以下の4つの手段をとる権利が法律で明確に認められています。

契約不適合責任に基づく4つの権利
  • 追完請求権(無償修理)
    「契約通りに直してください」と求める権利です。まずはこれを行使するのが基本です。修補(手直し)や、不足部分の実施を請求できます。業者は正当な理由なくこれを拒否できません。
  • 代金減額請求権(値引き)
    上記の手直しを求めても業者が応じない場合、あるいは物理的に修理が不可能な場合に初めて行使できます。「直せない(直さない)のなら、その分代金を安くしてください」と請求する権利です。
  • 契約解除権(解約)
    不具合が重大すぎて、契約の目的(雨漏りを止める、住居として使用するなど)を達成できない場合、契約自体を白紙に戻すことができます。既払金の返還を求める強力な権利です。
  • 損害賠償請求権(金銭補償)
    不具合によって生じた実害(例:雨漏りでタンスが腐った、補修期間中にホテル暮らしを余儀なくされた等)について、金銭的な補償を求める権利です。これは修補請求や契約解除とセットで行使することも可能です。

2. 権利を行使するための重要な条件:「通知期間」

この強力な権利を行使するためには、一つだけ絶対に守らなければならない条件があります。それは、「不適合を知ってから1年以内に業者に通知すること」です。

不具合を見つけたのに「忙しいからそのうち連絡しよう」と放置し、1年を過ぎてしまうと、権利を失ってしまう可能性があります。

具体的な内容は後で詰めるとしても、「〇〇の箇所に不具合が見つかりました」という第一報だけは、必ず1年以内に入れる必要があります。

3. トラブル発生時の具体的アクションフロー

もし施工不良らしきものを見つけたら、感情的に電話をする前に、冷静に以下の手順を踏んでください。

  • STEP1 証拠の保全
    スマホで構いませんので、不具合箇所の写真を「遠景」と「近景(アップ)」で撮影してください。動画で状況を説明しながら撮影するのも有効です。
  • STEP2 書面での通知
    「言った言わない」を防ぐため、電話だけでなく、必ずメールやLINE、可能であれば内容証明郵便などで記録に残る形で「不具合の事実」を通知します。
  • STEP3 公的窓口への相談
    業者と話が通じない、対応が不誠実な場合は、一人で抱え込まずに専門機関へ相談してください。

頼れる相談窓口

国土交通大臣指定の「住まいるダイヤル(公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター)」では、建築士や弁護士などの専門家が中立な立場で無料相談(電話)に応じてくれます。

また、各自治体の「消費生活センター」も強い味方になります。

(参考:住まいるダイヤル(国土交通大臣指定の住まいの相談窓口)

外壁塗装で下手な施工を回避し住まいを守るためのまとめ

1.見積もりの解像度を上げる、2.工程への関心を示す、3.記録を残す、という3つの鉄則を示したまとめ画像

外壁塗装は、単なる「家の化粧直し」ではありません。

建物の寿命を延ばし、大切な資産を守るための重要なメンテナンス工事です。決して安くない費用をかけるからこそ、「下手な塗装」や「手抜き工事」で後悔することは絶対に避けなければなりません。

今回、プロの視点から厳しい現実もお伝えしましたが、これらは決して脅しではなく、知っていれば防げるリスクばかりです。最後に、失敗しないための鉄則を改めて整理しましょう。

失敗しないための3つの鉄則

  • 見積もりの解像度を上げる
    「一式」見積もりを避け、塗料名や缶数が明記されているか確認すること。
  • 工程への関心を示す
    「乾燥時間は足りますか?」「中塗りの写真は撮りますか?」と質問し、見ていることを伝えること。
  • 記録を残す
    トラブルに備え、打合せの内容や工事中の写真を施主自身でもできる範囲で記録に残すこと。

大切なのは、すべてを業者任せ、職人任せにするのではなく、施主である皆さん自身が「正しい判断基準」を持つことです。

良い職人は、こだわりを持って自分の仕事を見てくれる施主様を歓迎します。あなたが関心を持つことこそが、最大の手抜き抑止力となり、職人のモチベーションを引き出す鍵となるのです。

私たちステップペイントでは、「見えない部分こそ丁寧に」をモットーに、一塗り一塗り、魂を込めて施工させていただいています。

横浜市・川崎市・東京都で外壁塗装や防水工事をお考えの方へ

「今の見積もり金額は適正なの?」「提案された塗料で本当に大丈夫?」

外壁塗装は専門用語が多く、一般の方が良し悪しを判断するのは非常に困難です。

ステップペイントでは、現地調査・お見積もり作成を無料で承っております。

また、他社様の見積もり内容をプロの視点でチェックする「セカンドオピニオン」も大歓迎です。

無理な営業は一切いたしません。

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