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外壁のメンテナンスコラム

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ヘーベルハウス外壁塗料の種類!純正・社外品の選び方

後悔しない!ヘーベルハウス外壁塗装の選び方

こんにちは。ステップペイントの現場担当 土橋 昭です。

ヘーベルハウスの重厚感ある佇まい、素敵ですよね。そんな大切なお住まいに長く快適に住み続けるために、外壁のメンテナンスは欠かせません。築15年、20年と経ってきて、「そろそろ外壁塗装の時期かな?」とお考えではないでしょうか。

ヘーベルハウスの外壁塗装を検討し始めると、本当にたくさんの疑問が出てくるかと思います。

「メーカー(旭化成ホームズ)が推奨する純正塗料にはどんな種類があるの?」「費用は一体どれくらいかかるんだろう?」「営業担当者から『30年持つ』と聞いたデュラ光って本当なの?」といった純正塗料に関する疑問。

さらには、「純正以外の塗料も選択肢として考えたいけど、日本ペイントやSK化研といった専門メーカーからうちの家に合うおすすめ品はあるの?」「ヘーベルハウスはコーキングが命って聞くけど、具体的にどうメンテナンスすればいいの?」など、悩むポイントは尽きないですよね。

特に、デザイン性の高いヘーベルハウスだからこそ、色選びは慎重になりたいもの。「人気のメテオブルーにしたいけど、後悔しないかな…」とか、「最新のデュラ光の実際の性能や注意点について、もっと詳しく知りたい」という方も多いかもしれません。

この記事では、そんなヘーベルハウスの外壁塗装に関する様々な疑問や不安に対して、数多くのヘーベルハウスの施工に携わってきた現場のプロの視点から、一つひとつ丁寧に、そして分かりやすくお答えしていきます。

後悔のない外壁塗装を実現するために、ぜひ最後までお付き合いください。

記事のポイント

  • 純正塗料(グランロック、イベリアン(TL)など)の特徴と選び方
  • 純正以外の高性能な塗料を賢く選ぶための具体的なポイントと比較
  • 品質を落とさずに塗装費用を抑えるための実践的なコツ
  • ヘーベルハウスの寿命を左右するコーキングのメンテ術
目次

ヘーベルハウスの外壁塗料、その種類の基本

まずは、ヘーベルハウスのメンテナンスプランの基本となる、旭化成ホームズさんが用意している「純正塗料」について、じっくりと見ていきましょう。

ひとくちに純正塗料と言っても、実はいくつかのグレードが用意されていて、それぞれに特徴や耐久性、そしてもちろん価格も異なります。

ご自宅の現在の状態や、ご家族の今後のライフプラン(例えば、「あと20年は快適に住みたい」「将来、子どもたちに綺麗な状態で引き継ぎたい」など)を考慮しながら、最適な塗料を選ぶことが何よりも大切ですね。

純正塗料のグレード一覧と特徴

ヘーベルハウスの純正塗装仕様は時代とともに変化しており、代表的にはグランロック/イベリアン(TL)などの純正塗料があり、汚れ対策として光触媒コーティング(デュラ光など)を組み合わせる提案がされることもあります。

グレード塗料名主な樹脂期待耐久年数(目安)特徴・詳細
標準グレードグランロックアクリルシリコーン約20年(目安)ゲル状多彩チップを含む多彩模様塗料。花崗岩調の深みと重厚感ある仕上がりが特徴で、耐候性20年(目安)の長期耐久塗材です。
上位グレードイベリアン(TL)アクリルシリコーン約30年(目安)ヘーベルパワーボード純正塗料の上位グレード。多彩色の御影石調仕上げで、高い耐候性(目安30年)と意匠性を両立し、長期的に美観を維持しやすいのが特徴です。
防汚コーティング(組み合わせ)デュラ光光触媒コーティング約30年(目安)旭化成ホームズの光触媒コーティング。純正塗料(例:イベリアン/グランロック等)の上にコーティングして、防汚性(セルフクリーニング性)の向上を狙う仕様です。

【注意】期待耐久年数はあくまで理想的な環境下での目安です

上記の年数は、メーカーが提示する期待値であり、保証するものではありません。

建物の立地条件(日当たりが強い南面、湿気がちな北面、海沿いの塩害地域など)や周辺環境(交通量、工場からの排気など)によって、塗膜の劣化スピードは大きく変動します。

大切なのは、年数だけを鵜呑みにせず、定期的な専門家による点検で、お住まいの状態を正確に把握すること。これが建物を本当に長持ちさせる秘訣です。

標準塗料グランロックの耐久性

グランロックは、現在のヘーベルハウスの外壁メンテナンスにおいて、最も標準的に使用されている塗料と言えるでしょう。この塗料の最大の特徴は、単色ではなく、色の付いた小さなチップを塗料の中に混ぜ込むことで、自然な石材のような深みと立体感のある意匠性(デザイン性)を実現する「多彩模様塗料」である点です。

主成分となっているのは「アクリルシリコーン樹脂」。一般的な戸建て住宅で広く採用されているシリコン塗料(耐久年数10年~15年)をベースに、ヘーベルハウスのALCパネルとの相性を考えて開発された塗料ですね。そのため、一般的なシリコン塗料よりもワンランク上の、約20年(目安)という優れた耐候性が期待できます。

(参考:グランロック|製品情報:純正塗料|へーベルパワーボード|旭化成建材

初めての塗り替えを検討される方で、「費用は抑えたいけれど、安価な塗料ですぐに劣化するのは困る」「純正の安心感は欲しい」といった、費用と性能のバランスを重視されるお客様に最も選ばれている、いわば定番の塗料かなと思います。

上位グレード、イベリアンの寿命

イベリアン(TL)は、標準のグランロックからワンランク上の性能と意匠性を求める方向けに用意された上位グレードの純正塗料です。主材はアクリルシリコーンで、メーカー公表では耐候性30年(目安)とされています。

(参考:イベリアン(TL)|製品情報:純正塗料|へーベルパワーボード|旭化成建材

多彩色の御影石調仕上げで重厚感を出しやすく、長期的に美観を維持しやすいのも特徴です。

初期費用こそグランロックより高くなりますが、次の塗り替えまでの期間が延びることで、足場の設置費用などを含めた「ライフサイクルコスト(建物の一生にかかる費用)」を考慮すると、結果的にメンテナンスコストを抑えられる可能性を秘めた、非常に賢い選択肢と言えるでしょう。

過去の塗料セラミックとは?

1990年代から2000年代前半頃までのヘーベルハウスで標準的に採用されていたのが「セラミック塗装」です。現在、築20年以上経過したヘーベルハウスにお住まいの方から、「うちの外壁はセラミック塗装なのですが、塗り替えはどうすればいいですか?」といったご相談をいただくことがよくあります。

この当時のセラミック塗装は、アクリル系の塗料をベースに、意匠性を高めるためにセラミック(陶磁器)系の骨材を混ぜ込んだものでした。現在のグランロックなどに比べると、樹脂そのものの耐久性は少し劣るのが正直なところです。

特に注意が必要なのが、塗り替えの際に行う高圧洗浄です。長年の紫外線や風雨に晒されたセラミック塗装の塗膜は、硬化して付着力が弱まっているケースが多く、高圧洗浄の圧力で旧塗膜が広範囲にわたって剥がれ落ちてしまう傾向があります。

そのため、セラミック塗装の建物を塗り替える際は、剥がれかかった塗膜をどこまで除去し、どのような下塗り材(シーラーやフィラー)を使って下地を強固に再生させるか、という非常に高度な下地処理の知識と経験が求められます。

この最初の工程を疎かにすると、どんなに高価な塗料を上から塗っても、数年で剥がれてくる原因となります。この点からも、ヘーベルハウスの塗装経験が豊富な、信頼できる業者に診断と施工を依頼することが極めて重要になりますね。

豆知識:セラミック塗料のよくある誤解

最近、塗装業界で「セラミック塗料」というと、太陽光を反射して室内の温度上昇を抑える「遮熱・断熱効果」を謳った機能性塗料を指すことが一般的です。

しかし、ヘーベルハウスの旧純正塗料である「セラミック塗装」は、あくまで石材調のデザイン性を高めるためのもので、遮熱などの特殊な機能を持っているわけではありません。この二つは全くの別物ですので、混同しないように注意が必要ですね。

人気色メテオブルーで後悔しないコツ

色見本と実際の壁面での色の見え方の違い(面積効果)を解説する図
画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。

ヘーベルハウスが提供するカラーバリエーションの中でも、ひときわ目を引くのが「メテオブルー」。その名の通り、夜空に流れる流星を思わせるような、深みと輝きを併せ持った非常に美しい色で、カタログで見て一目惚れされるお客様も少なくありません。私も個人的に大好きな、高級感あふれる素晴らしい色だと思います。

ただ、こうした濃い色や鮮やかな色を選ぶ際に、ぜひ知っておいていただきたいのが「面積効果」という現象です。これは、同じ色でも見る面積の大きさによって、明るさや鮮やかさの印象が異なって見えるという目の錯覚のこと。

一般的に、明るい色は面積が大きくなるとより明るく鮮やかに、暗い色は面積が大きくなるとより暗く沈んで見える傾向があります。

つまり、小さな色見本帳のチップで「これだ!」と決めたメテオブルーを、実際に家全体に塗装してみたら、「思ったより色が濃くて、重たい印象になってしまった…」と後悔に繋がるケースもゼロではないのです。そうした失敗を避けるために、以下のポイントをぜひ押さえてください。

メテオブルー選びで後悔しないための3つの鉄則

A4サイズ以上の「塗り板」で必ず確認する

業者に依頼して、必ずA4サイズ以上の大きさの板に実際に使用する塗料を塗ってもらったサンプル(塗り板)を用意してもらいましょう。

そして、それを室内だけでなく、必ず屋外の太陽光の下で、壁に当てて確認することが重要です。朝、昼、夕方、そして晴れた日と曇った日で色の見え方は全く異なります。様々な条件下でじっくり比較検討してください。

「艶(つや)」の度合いを慎重に検討する

塗料には「艶あり」「7分艶」「半艶(5分艶)」「3分艶」「艶消し」といった光沢の度合いがあります。艶の有無で、仕上がりの印象は劇的に変わります。

メテオブルーのような濃色は、艶を少し抑えた半艶や3分艶にすると、光の反射が和らぎ、よりしっとりと落ち着いた高級感を演出しやすいですよ。逆に艶ありだと、パキッとしたモダンでシャープな印象になります。

周辺の街並みとの調和も意識してみる

ご自身の好みが最も大切ですが、お住まいは街並みの一部でもあります。お隣の家や周辺の景観とのバランスも少しだけ意識してみると、家だけが浮いてしまうことなく、より満足度の高い、愛着のわく仕上がりになるかなと思います。

デュラ光はフッ素を超える光触媒

光触媒塗料の水弾きイメージと、塗膜30年に対しコーキングが先に劣化することを示す比較グラフ
画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。

そして、ヘーベルハウス純正塗料のラインナップにおける最高峰に位置するのが「デュラ光」です。この塗料は、単なるフッ素塗料をも超える性能を持つ、次世代の塗料と言えます。その秘密は、旭化成ホームズが開発した光触媒コーティング「デュラ光」を採用している点にあります。

(出典:高耐久・高性能光触媒塗装「デュラ光」の開発と仕様|旭化成

光触媒とは、塗料に含まれる酸化チタンが太陽の光(紫外線)を受けることで化学反応を起こし、強力な分解力を持つ活性酸素を発生させる技術です。

この活性酸素が、外壁に付着した排気ガスなどの油性汚れや、カビ・藻といった有機物を分解。さらに、塗膜の表面が水に非常になじみやすい「超親水性」状態になるため、雨が降ると、分解された汚れが雨水の下に入り込み、そのままスルスルと洗い流されていくのです。

これが、デュラ光が持つ驚異の「セルフクリーニング機能」の正体です。この機能により、約30年という超長期的な耐久性と、いつまでも新築のような美しさを保つ防汚性を両立させています。

まさに夢のような塗料ですが、採用を検討する際には、いくつか知っておくべき注意点も存在します。

デュラ光の注意点と知っておくべきこと

費用が最も高額になる

最高の性能を持つだけに、当然ですが費用も純正塗料の中では最も高額になります。一般的なシリコン塗料と比較すると、1.5倍から2倍程度の費用感になることもあります。

環境によって防汚効果に差が出る

光触媒コーティングは光と雨の条件で汚れ方が変わるため、壁面の向きや周辺環境によっては、汚れが残りやすいケースもあります。仕上がり後も「点検・洗浄の要否」を含めて、現場条件に合わせて説明してもらうのが安心です。

「メンテナンスフリー」ではないという最大の注意点

「30年の耐久性」と聞くと、30年間何もしなくて良い「メンテナンスフリー」だと誤解されがちですが、これは大きな間違いです。デュラ光の塗膜自体は30年持つかもしれませんが、コーキング材は塗膜より先に劣化が目立つことが多く、一般的には10~15年前後を目安に点検・補修(打ち替え等)を検討します。

高耐久タイプでも環境や目地条件で差が出るため、年数だけで決め打ちせず、定期点検で状態を確認することが大切です。(出典:ALC協会「ALCパネルの仕上げおよび防水」

純正以外でヘーベルハウスの外壁塗料の種類を選ぶ場合

ここまでは旭化成ホームズが提供する純正塗料の話を中心にしてきましたが、「純正以外の塗料って、うちのヘーベルハウスに使えるの?」というご質問も、お客様から非常によくいただきます。結論から言うと、もちろん使えます。そして、高品質で優れた製品が数多く存在します。

私たちのような塗装専門業者は、特定のメーカーに縛られることなく、日本ペイントやエスケー化研といった国内大手塗料メーカーの多種多様な製品の中から、お客様のお住まいの状況やご予算、ご希望に最もマッチした「最適な一品」をご提案できるのが強みです。

ここでは、純正以外の塗料を賢く選ぶための考え方と、具体的な製品について解説していきます。

純正以外の塗料でおすすめは?

塗膜切れから雨水が侵入し、凍結膨張によってALCコンクリートが破壊される図解
画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。

ヘーベルハウスの外壁材は「ALCパネル」(Autoclaved Lightweight Aerated Concrete:軽量気泡コンクリート)という、特殊な建材でできています。

このALCパネルは、内部に無数の気泡を含んでいるため、一般的なコンクリートに比べて非常に軽量で、断熱性や耐火性にも優れているという素晴らしいメリットがあります。しかしその反面、気泡構造ゆえに水を吸いやすいという、塗装を考える上で非常に重要な弱点も併せ持っています。

もし塗膜の防水性が切れてALCパネルが水を吸ってしまうと、冬場に内部の水分が凍結して膨張し、コンクリートを内側から破壊する「爆裂」という現象を引き起こすリスクがあります。だからこそ、ヘーベルハウスの外壁塗装は、このALCパネルを水から守ることが最大の使命なのです。

ALC外壁のメンテナンス不足が招くリスクや後悔について、より詳しく知りたい方は、以下の『ALC外壁の後悔はメンテ次第!現場担当が解説』の記事も併せてご覧ください。

その上で、社外品の塗料を選ぶ際に絶対に外せない重要なポイントが3つあります。

ALCパネルに最適な社外塗料の3大条件

壁内部の湿気を逃がす透湿性と、建物の揺れに追従する弾性の機能を説明する断面図
画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。
⒈高い「透湿性(とうしつせい)」があること

これは、水蒸気(湿気)は通すけれど、雨水のような液体の水は通さない、という性質です。

もし透湿性が低い塗料で塗り固めてしまうと、壁の内部にこもった湿気の逃げ道がなくなり、夏場の熱で膨張して塗膜が風船のように膨れたり、冬場の結露で内側から塗膜を剥がしたりする原因になります。ALCパネルを「呼吸」させてあげることが非常に重要です。

⒉ 適度な「弾性(だんせい)」を持っていること

ヘーベルハウスは鉄骨構造のため、地震の揺れや温度変化によって、ALCパネルのつなぎ目である「目地」がわずかに動きます。この動きに塗膜が追従できず、硬くてパリパリだと、ひび割れ(クラック)が入りやすくなります。そのため、建物の動きに柔軟に対応できる、ゴムのような伸縮性を持つ塗料が適しています。

⒊ もちろん「高耐候性」であること

これは言うまでもありませんが、紫外線や風雨に長期間耐えうる、劣化しにくい性能のことです。せっかく塗り替えるのですから、できるだけ長く美観と保護機能を維持できる塗料を選びたいですよね。

日本ペイントとSK化研の製品比較

日本ペイント「パーフェクトトップ」とエスケー化研「プレミアムシリコン」の製品イメージ画像
画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。

では、先ほどの3つの条件を満たした上で、具体的にどんな製品がおすすめなのか。ここでは、国内の塗料業界を牽引する2大メーカーである「日本ペイント」と「エスケー化研」から、ヘーベルハウスの塗装で豊富な実績があり、私たちプロも自信を持っておすすめできる代表的な塗料をいくつかご紹介します。

メーカー製品名主な樹脂特徴とおすすめポイント
日本ペイントパーフェクトトップラジカル制御型ハイブリッド従来のシリコン塗料の弱点であった劣化因子「ラジカル」の発生を抑制する技術で、フッ素塗料に迫る高い耐候性を実現。コストパフォーマンスが非常に高く、現在の塗り替え市場で最も人気の製品の一つです。美しい艶が長持ちします。
日本ペイントオーデフレッシュSi100Ⅲ水性シリコン樹脂ALC外壁改修で非常に実績の多いロングセラー塗料。水性で環境に優しく、ALCの寿命を縮める「内部結露」を防ぐための高い透湿性と、優れた耐候性をバランス良く兼ね備えています。
エスケー化研プレミアムシリコンラジカル制御型シリコン日本ペイントのパーフェクトトップの競合製品として開発された高耐候性シリコン塗料。こちらもラジカル制御技術により、長期にわたって色褪せや塗膜の劣化を防ぎます。実績も豊富で信頼性の高い塗料です。
エスケー化研セラミシリコンアクリルシリコン長年にわたり使われ続けている、非常に実績の多い定番のシリコン塗料。緻密な塗膜で汚れがつきにくく、防カビ・防藻機能も持つため、湿気の多い北面などにも強いです。安定した品質で根強い人気があります。

2026年最新の塗料選びのトレンドや、プロが厳選する「今一番いい塗料」についてさらに詳しく知りたい方は、以下の『外壁塗装で一番いい塗料はこれ!2026年最新の最適解をプロが解説』の記事もぜひ参考にしてください。

これらの塗料は、いずれもヘーベルハウスのALCパネルとの相性が良く、全国の数多くの現場で使われている信頼性の高い製品ばかりです。そして、社外品を選ぶ大きなメリットの一つが、純正塗料に比べてカラーバリエーションが圧倒的に豊富なこと。

日本塗料工業会が発行する色見本帳から、数百、数千という色の中から、ご自身の理想にぴったりの色を選べるのも大きな魅力ですね。

塗装費用を安くするポイント

相見積もり、施工時期の調整、助成金活用を表すアイコンイラスト

外壁塗装は、決して安い買い物ではありません。だからこそ、少しでも費用を抑えたいと考えるのは当然のことだと思います。ただし、単純に価格の安さだけで業者を選んでしまうと、手抜き工事などのトラブルに繋がりかねません。ここでは、品質を落とさずに、賢く費用を抑えるための具体的なポイントを3つご紹介します。

ヘーベルハウスの具体的な塗装費用の相場や、30年間にかかる維持費のシミュレーションについては、以下の『ヘーベルハウスの外壁塗装費用は?相場や30年の維持費をプロが解説』の記事で詳しく解説しています。

複数の業者から相見積もりを取る

これは基本中の基本ですが、最も効果的な方法です。必ず3社程度の塗装業者から見積もりを取りましょう。その際に重要なのは、単に総額の安さだけで比較しないことです。見積書に記載されている内容を細かくチェックし、比較検討することが大切です。

  • 使用する塗料(メーカー、製品名、グレード)は明記されているか?
  • 塗装面積の算出根拠は明確か?(「一式」ではなく、㎡単位で記載されているか)
  • コーキング工事は「増し打ち」ではなく「打ち替え」になっているか? その単価は?
  • 高圧洗浄、養生、下地処理など、各工程の詳細が記載されているか?
  • 保証内容と期間はどのようになっているか?
これらの項目を比較することで、なぜその金額になるのかが明確になり、適正価格を見極めることができます。

自治体の助成金や補助金を活用する

お住まいの市区町村によっては、住宅リフォームに関する助成金や補助金制度を用意している場合があります。特に、太陽光を反射して室内の温度上昇を抑える「遮熱塗料」や「断熱塗料」を使用したエコリフォームが対象となるケースが多いです。

申請には条件や期限があるため、まずは「お住まいの市町村名 外壁塗装 助成金」といったキーワードで検索し、自治体のホームページなどで情報を確認してみることを強くおすすめします。活用できれば、数万円から十数万円の費用を抑えられる可能性があります。

工事の時期を工夫する(閑散期を狙う)

塗装業界にも繁忙期と閑散期があります。気候が安定している春(4~5月)や秋(9~11月)は、工事の依頼が集中する繁忙期です。逆に、梅雨時期(6~7月)や冬場(1~2月)は、天候不順のリスクから工事を避けるお客様が多いため、業者にとっては閑散期となります。

もし工期が多少延びても問題ないという場合は、あえてこの閑散期に工事を依頼することで、業者側もスケジュールに余裕があるため、価格交渉に応じてくれやすくなる可能性があります。(ただし、気温や湿度の管理が難しい時期でもあるため、施工管理がしっかりした業者を選ぶことが大前提です)

コーキングの交換時期と正しい選び方

一般的なコーキング(10年)と高耐久コーキング(30年)の耐用年数を比較したグラフ
画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。

さて、これまで塗料の話を中心にしてきましたが、ヘーベルハウスの外壁メンテナンスにおいて、塗料選びと同じくらい、いや、正直に言ってそれ以上に重要と言っても過言ではないのが「コーキング(シーリング)」のメンテナンスです。

ALCパネル一枚一枚のつなぎ目である「目地」に充填されている、ゴム状の防水材。これがコーキングです。ヘーベルハウスの外壁は、この目地が非常に多いのが構造上の特徴です。コーキングは、紫外線や風雨に常に晒されることで、年月とともに硬化し、ひび割れ(破断)や肉痩せ、剥がれといった劣化が必ず発生します。

この劣化したコーキングの隙間こそが、雨水が壁の内部に浸入する最大の原因となり、雨漏りやALCパネル自体の劣化、さらには建物内部の鉄骨の錆びにまで繋がる、最も恐ろしい弱点なのです。ヘーベルハウスの塗装メンテナンスは、このコーキングをすべて新しくやり直す「打ち替え工事」がメインイベントと言っても差し支えありません。

交換時期の目安は、立地環境にもよりますが、おおよそ10年~15年です。外壁の塗り替え工事を行うのであれば、足場があるこのタイミングで必ず同時に行うべき、必須の工事だと考えてください。

(参考:住宅外壁改修のためのシーリング材ガイド|日本シーリング材工業会

危険!コーキングの「増し打ち」は絶対NG!

古いコーキングの上に薄く重ねる「増し打ち」にバツ印がついている施工断面図
画像はAI生成によるイメージであり実際のものとは異なります。

業者の中には、コストダウンを謳い文句に、既存の古いコーキングの上から新しいコーキング材を薄く重ね塗りする「増し打ち」という工法を提案してくる場合があります。しかし、ヘーベルハウスの目地のように動きが大きい箇所では、この工法は絶対に避けるべきです。

古い劣化したコーキングの上から重ねても、十分な厚みが確保できず、すぐに剥がれたり切れたりしてしまい、本来の防水性能を全く発揮できません。必ずカッターなどで古いコーキングをすべて撤去し、清掃した上で新しいコーキング材を充填する「打ち替え」でなければ意味がないのです。見積書の内容は必ず確認してください。

そして、使用するコーキング材にもこだわりたいところです。せっかく耐用年数15年以上の高耐久な塗料を選んでも、コーキングが10年で劣化してしまっては意味がありません。

塗料の耐久年数に合わせて、オート化学工業の「オートンイクシード」のような、期待寿命約30年(目安)とされる高耐久タイプを選ぶことで、次のメンテナンス計画を立てやすくなる場合があります(※期待寿命であり、保証年数ではありません。目地条件や環境で差が出ます)。

(出典:オート化学工業株式会社「オートンイクシード カタログ」

コーキングの重要性や工事の具体的な流れについて、もっと詳しく知りたいという方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

失敗しないための業者の見分け方

実績、コーキング工法、塗料知識、診断時間をチェックする項目のリスト画像

最後に、最も重要とも言える、大切なご自宅の塗装を任せる業者選びのポイントです。前述の通り、ヘーベルハウスはALCパネルや専用のコーキングなど、一般的な木造住宅とは構造や注意点が大きく異なります。そのため、「塗装業者ならどこに頼んでも同じ」というわけにはいきません。

以下のチェックリストを参考に、複数の業者を慎重に比較検討してください。

ヘーベルハウスの塗装を任せる業者選び 最終チェックリスト

  • ヘーベルハウス(ALCパネル)の施工実績が豊富か?
  • コーキングの重要性を深く理解し、「打ち替え」を標準工法としているか?
  • ALCパネルの特性に合った塗料を、根拠を持って提案できるか?
  • 現場調査(診断)を丁寧に行い、建物の状態を詳しく説明してくれるか?

私たちステップペイントも、もちろんヘーベルハウスの塗装実績が豊富にございます。ALCパネルの特性と弱点を熟知した専門の職人が、最も重要なコーキングの打ち替えから、下地処理、そして仕上げの塗装まで、一切の妥協なく、丁寧な施工をお約束します。

ご不安な点や疑問点がございましたら、どんな些細なことでも構いませんので、何でもお気軽にご相談ください。

ヘーベルハウスの外壁塗料と種類のまとめ

今回は、ヘーベルハウスの外壁塗装で使われる塗料の種類について、メーカー純正品から専門メーカーの社外品まで、それぞれの特徴や選び方を詳しく解説してきました。旭化成ホームズの純正塗料は、建物との相性が保証されているという絶対的な安心感が最大のメリットです。

費用と性能のバランスに優れた標準グレードの「グランロック」、より高い耐候性と意匠性を両立した上位グレードの「イベリアン(TL)」、そしてセルフクリーニング機能を持つ光触媒コーティングの「デュラ光」といった仕様があり、ご自身の予算や将来設計に応じて選ぶことができます。

一方、日本ペイントやエスケー化研などの純正以外の塗料を選ぶことで、費用を抑えられたり、色の選択肢が格段に広がったり、純正品にはない特殊な機能(遮熱など)を持たせたりといったメリットが生まれます。その際は、ALCパネルの特性である「透湿性」や「弾性」を十分に考慮した製品を選ぶことが成功の鍵となります。

そして、この記事を通じて私が最もお伝えしたかったのは、どんなに高価で高性能な塗料を選んだとしても、その性能を最大限に引き出すのは、コーキングの打ち替えをはじめとする丁寧な下地処理と、それを正確に施工する職人の技術力だということです。

塗料はあくまで最後の仕上げ材。その前の工程をおろそかにしては、塗装の価値は半減してしまいます。

最終的に、ヘーベルハウスの外壁塗装を成功させる一番の近道は、皆様のご希望や不安をしっかりとヒアリングし、お住まいの状態をプロの目で正確に診断した上で、複数の選択肢とそのメリット・デメリットを正直に提示してくれる、信頼できる塗装業者をパートナーとして見つけることだと思います。

この記事が、皆さんの大切な住まいを守るための、最高の塗料選びの一助となれば、これほど嬉しいことはありません。

横浜市・川崎市・東京都で外壁塗装や防水工事をお考えの方へ

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